◎薬膳

昔は食べ物が充分にない時代でした。ですから栄養のあるものが摂れれば元気が出て病気も良くなることが多かったに違いありません。しかし今はどうでしょう。世界各国の美味しいものが24時間、安価で、簡単に手に入ります。むしろ食べ過ぎていることが多いですね。栄養のレベルはビタミン、ミネラル、酵素は不足し糖質、脂質、炭水化物を過剰に摂取しています。さらに冷飲食は胃腸の働きを弱め疲れさせています。
東洋医学の考え方は、胃腸は五臓の中心であり、胃腸の力は生命力・自然治癒力と直結しています。身体の不調のある人、治未病を目指している人は、時々胃腸を休ませる薬膳粥がおすすめ。またダイエットに挑戦している人で食べなくても運動してもやせないことで悩んでいる人、お腹が冷たい人には特にいいと思います。凝ったものより簡単に作れる薬膳粥を是非週に何回か取り入れてみてはどうでしょうか。
薬膳米
この緑のお米は超早稲種のお米です。それで青い色の粒が多く見られます。この青い粒は「活青米」と言ってやがては成熟する勢いのあるお米です。見た目は良くなく、成熟米の半分の大きさです。普通のお米を食べるようにこのお米を食べると約2倍の粒を食べたことになります。するとどういうことが起きるか。ギャバ(GABA)が発芽玄米の2倍摂れ、胚芽に含まれる微量栄養素(ビタミン類)も2倍になります。でもカロリーは同じ。ビタミンEを多く含みますから美容を目指している方にもお薦め。玄米と違う所は食物繊維が多く、非常に柔らかい。胃腸に負担を掛けないのがいいんです。白米と同じように炊けるのがうれしいですよ。食物繊維が多いので便秘解消、腸のお掃除もばっちり。なぜか小水の出も良くなりすっきり。どうですか?白米と使い分けてみては。
精米時にもみ殻が多い場合があります。よく洗い出してください。
開封後は、お早めにお召し上がりください。
白米の水加減で炊けますし、炊飯器の玄米モードで炊くとさらに美味しいですよ。
ギャバは一晩浸水しておくとさらに数倍に増えます。
2合につき自然塩を小さじ半分、昆布数片で炊くとかだし汁で炊くとかすると、さらに美味しくなります。
発酵醤油などを少したらして炊いてみてもいいですね。
出来上がりにお味噌をといてもなお身体にいい。
薬膳粥

薬膳粥の作り方
お好みの水加減でいいと思います。炊飯器ではお粥モードでどうぞ。
材料は最初から入れて弱火でつくるか、出来上がりに入れるか、まちまちです。









