脳卒中・脳卒中後遺症
脳卒中とは脳血管に障害が起こる病気(脳血管障害)の総称で、代表的なものには脳血管が詰まる脳梗塞と、脳血管が破れる脳出血、くも膜下出血があります。脳卒中の主な原因は高血圧で、ほかに喫煙や飲酒などの生活習慣が発症に関わっていると考えられています。
症状は病気の種類によって異なり、脳梗塞や脳出血では意識障害や半身麻痺、言語障害、感覚障害。視野障害などが、くも膜下出血では激しい頭痛や意識障害などが突然現れますが麻痺はあまりみられません。また、脳卒中は一命をとりとめたとしても後遺症が残ることが多く、日本で介護が必要になる人のうち約2割が該当するとされています。
脳卒中は大きく脳梗塞と脳出血に分けられます。病気の種類により発症するメカニズムは異なりますが、どちらも高血圧が最大の原因です。脳梗塞とは脳の血管が詰まり、その先に血液が送られなくなることで脳の細胞が壊死してしまう病気で、高血圧が続き動脈硬化が進行することで引き起こされます。脳出血は特に脳の深い部分にある細い血管が破れ、脳の中に出血してしまう病気で、高血圧の程度が強い場合に血管が破れることで発症します。高血圧のほかにも、脳梗塞の発症リスクを高める原因としては不整脈(心房細動)、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満などが、脳出血やくも膜下出血の発症リスクを高める原因としては喫煙、飲酒などがあります。症状は突然現れることが多いですが、前兆症状として頭痛、めまい、舌がもつれる、手足が動かない・しびれるなどの症状が一時的に現れることもあります。
漢方と鍼灸
脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血が起きたらためらわず一刻も早く病院での治療を行ってください。予防で止血漢方を持っていたい、飲んでいたい方はご相談ください。術後のリハビリや後遺症でご相談に来る方が多いです。