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たるみ

 肌の弾力性やハリが失われると、皮膚が下がり「たるみ」につながってしまいます。頬や口元、あご下、デコルテなどにたるみがあると、実年齢よりも老けた印象になるため、早めの対策が大切です。紫外線によるダメージや、加齢によるコラーゲンなどの減少・変質がおきると、皮膚の弾力が失われてしまいます。また、顔の筋肉が減少することでも肌の弾力やハリがなくなり、それが「たるみ」につながってしまうのです。たるみによって、ほうれい線ができたり、目元が暗く見えたりするなど、見た目の印象に影響します。顔のたるみが気になり始めたら、原因と対策を考えましょう。顔・頬のたるみの原因には、大きく分けて「コラーゲンの衰え・減少」「筋力の低下」「むくみと脂肪の増加」の3つがあげられます。年齢を重ねるとコラーゲン繊維は、弾力が失われてしまうのです。肌の弾力やハリを支えているのは、真皮層にあるコラーゲンです。紫外線や乾燥、加齢によってコラーゲンを産生する力が衰えたり、量が減ったり、質が劣化したりすると、表皮を支えきれず「たるみ」になります。若いコラーゲン繊維は、互いに橋をかけるように結びついて弾力を作っています。しかし、年齢を重ねたコラーゲン繊維は、互いをつなぐ橋の量が増えるのです。そのため、硬くこわばり、弾力が失われてしまいます。加齢によって体の筋肉が衰えてしまうように、顔の表情筋も使わないままだと徐々に衰え、さらに重力により「たるみ」を生む原因となります。顔の表情筋は真皮層の奥でつながっており、実に40種類以上もあると言われています。しかし、たくさんある表情筋のうち使われているのは30%程度。残りの70%は日常的に動かしていないと言われています。筋肉のなかでも表情筋は鍛えるのがむずかしい部位です。意識して動かさないと衰えるので、表情筋を鍛えるようにしましょう。血流やリンパの流れが滞ってしまうとむくみが生じます。むくみは真皮層の組織の機能低下を招くため、「たるみ」を助長する原因となるのです。また、たるみは脂肪が多いところから生じると言われています。たとえば、急激に太ると顔の皮下脂肪が増えるので皮膚や筋肉を支える力が低下し、たるみの発生につながります。むくみや脂肪の増加を防ぐためにも、塩分の摂りすぎや暴飲暴食は控えるようにしましょう。合わせて、運動や顔の体操をして、老廃物が排出されやすく太りにくい体を作ることも大切です。顎のたるみの原因には、大きく分けて「姿勢が悪い」「食事のときにあまり噛まない」「筋力低下」の3つがあげられます。姿勢が悪いと血流が乱れ、老廃物が蓄積しやすくなります。背中を丸めた前かがみの姿勢は、顔も下向きになりやすいため、頬やあご周りに老廃物や水分が溜まり、顔のたるみが生じるのです。また「巻き肩」のクセが付いてしまうと、首太り、バストの下垂、首や肩のコリなどが影響して二重あごになってしまいます。「巻き肩」がクセになる前に、定期的に肩を回したり肩甲骨を動かしたりすることで、二重あごの予防をしましょう。噛む回数が減ると顎を動かす動作も減り、顎の筋肉が衰え、二重あごになってしまいます。たとえば、柔らかいものばかり食べていると、あまり噛まなくても飲み込めるので、噛む回数が減るのです。硬いものを食べる機会を増やし、噛む回数も増やしましょう。老化による表情筋や首まわりの筋力低下も二重あごの原因と考えられます。表情筋が衰えることによって皮下脂肪が支えきれず、顔の下方に落ちてきてしまいます。また首回りの皮膚がハリや柔軟性を失うと同時に、それらを支える筋力も衰え、二重あごにつながりやすいのです。たるみを改善するためには、以下の3つに留意することが大切です。顔の下半分は重力によって皮膚が下がりやすい特徴があります。猫背だと顔が下向きになるので、より皮膚が下に引っ張られて口角が下がりやすくなります。同様に、下を向いてスマートフォンやタブレットを見る姿勢も口角が下がる原因になるため注意が必要です。皮膚が下がることで、鼻の下や頬、あごにたるみが生じたり、ほうれい線やマリオネットライン(口の両端からあごまで走る縦ジワ)が刻まれたりと、老けた印象を与えます。猫背になったり、うつむいたりしないよう、日ごろから正しい姿勢を意識することが大切です。肌の弾力・ハリは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの繊維がピンっと張っており、かつ水分が十分にあることで保たれています。しかし、コラーゲンやエラスチンが加齢や乾燥によって減少すると、顔のたるみにつながるのです。皮膚の老化や乾燥を引きおこす原因の一つに「紫外線」があげられます。紫外線は皮膚の奥まで達し、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンを産生する線維芽細胞を傷つけるのです。また、紫外線によって発生した活性酸素はコラーゲン繊維を硬くします。そのため、皮膚の弾力やハリは失われてしまいます。紫外線対策や保湿を徹底し、できるだけ肌の水分を保つように心がけましょう。表情筋の衰えによるたるみは、加齢だけが原因ではありません。日常的な表情のクセによってたるみが発生することもあるのです。たとえば、眉間にシワを寄せるクセがあると、眉の上にある「皺眉筋(しゅうびきん)」や目の周りにある「眼輪筋」に力が入っています。常に筋肉が緊張している状態なので、筋繊維が肥大し、筋肉が大きくなります。盛り上がった筋肉に皮膚が引っ張られるので、額やまぶたの皮膚は下がり、たるみが生じるのです。ほかにも、頬やあごの周りの筋肉は口の動かし方や笑い方、歯並びの影響を受けやすいです。食いしばりや歯ぎしり、ストレスによる筋肉の緊張によっても、皮膚のたるみが発生します。表情筋は一つの大きな筋肉ではなく、小さな筋肉の集合体です。そのため、筋肉を全体的に鍛えると効果がでやすいですね。

漢方と鍼灸

 コラーゲンやエラスチンももとはタンパク質を分解してアミノ酸にし、そこから体の必要としている箇所に最適なものに作り変えられたものです。きちんとタンパク質を摂り、よく噛んで胃腸の働きをあげて吸収し、代謝をあげれば体の中で合成されます。コラーゲンでは栄養素が偏っているためちゃんとお肉や大豆などを沢山摂らないと必須アミノ酸は取れません。自分にあったタンパク質、ビタミン、ミネラルをきちんと摂る。これがお肌にとって最低ラインです。必須栄養素は46種類。どれか1つかけてもいい体はできません。そして胃と腸、肝臓、腎臓、ホルモン、血流、生きがい、ストレス発散、運動、顔のマッサージ、スキンケアなどを見直し、改善していけばおのずとたるみのないきれいな肌になります。一緒に根本から考えていきましょう。