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HSP(Highly Sensitive Person)

 HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつきとても感受性が強く、敏感な気質を持った人のことです。
HSPの脳の特徴として言われているのは、扁桃体の過剰反応です。扁桃体は脳の側面にある側頭葉の内側にある神経細胞で、その形がアーモンド(扁桃)の形をしていることからこう呼ばれています。扁桃体は感情の処理に重要な役割を果たしており、とくに「不安」「恐怖」「怒り」「緊張」といったネガティブな感情に関わっています。
 たとえば、ある刺激に対して「嫌だ」「不快だ」と扁桃体が判断を下すと、ストレスホルモンが分泌されます。その結果、心拍数が上がる、血圧が上がる、ドキドキする、手足が震える、汗がでる、吐き気がする、といった身体の反応(情動行動)が起こります。
HSPの場合は、この扁桃体が過剰反応を起こしがちです。だからHSPの人は不安や恐怖を感じやすいし、動揺したりパニックになりやすくなります。
 扁桃体の過剰な反応が慢性的に繰り返し起こると、うつ病や不安障害にもつながります。こうなるとストレスホルモンの分泌が過剰になって、脳の様々な機能に悪影響が出たりもします。そうしたことが身体の不調となって現れます。
 ほとんどの人はアンバランスな心の状態を抱えて生きています。自分だけと悩むのではなく、体調が良くないときは少し乱れているだけなのかもしれないと思うことが気持ちを楽にしてくれるかもしれません。

HSPと腸内細菌

 私たちの身体の中にはものすごい数の微生物が棲んでいます。健康でいられるのは微生物のおかげです。こうした微生物のうち腸内(大腸)に棲みついたものを「腸内細菌」「腸内フローラ」といったりします。消化管(とくに腸)は「第二の脳」とも呼ばれています。
ギャバ、セロトニン、ドーパミンといった脳内物質を作り出す腸内細菌のことを「サイコバイオティクス(精神活性化微生物)」といいます。
 腸が健康な時には気分がいいし、危険な病原体が侵入すると不安になります。この腸と気分の関係をつなぐものが腸内細菌になります。腸内細菌は、脳と腸の連絡役をするホルモン、神経伝達物質、免疫物質を作り出します。
 「腸内環境」について漢方で考えると、気・血・水のうち「気」の影響を受けやすい臓器が胃腸にあたります。胃腸は漢方では五臓でいうと「脾」に分類され、消化吸収の働きをコントロールし、栄養を行き渡らせる役割を担っています。
 また、気・血・水の「気」を作る場所と考えられているので、胃腸が不調だと、気が不足する「気虚(ききょ)」の状態になりやすく、やる気がでなかったりクヨクヨしやすくなって、気持ちの面に影響がでやすくなります。

脳と腸と食物繊維

 食べ物によって体内の栄養を維持することはもちろん大切です。同時に腸内細菌を介して脳の健康を維持することがとても大事だということが分かってきました。
 また、脳の異常(例えばうつ状態、ストレスによる刺激、将来の心配などの不安を抱える)は神経やホルモンを介して腸内細菌にも影響を与え、それが健康全体を損なわせることもあります。
食物繊維いついてはダイエットや血糖値の観点から、盛んに摂ったほうがいいと言われてきました。今では、食物繊維は有益な腸内細菌を増やすのに役立つと考えられています。
 健康な脳の働きは私たちの行動を正常にし、認知、感情などを正常に保ちます。また、これは腸を健常にします。また、腸内の免疫細胞とその活動を健常に保ちます。
食物繊維は良い腸内細菌を増やしてくれます。また、食物繊維は生体にとって貴重なビタミンを作り出します。食物繊維は大腸まで行って、腸内細菌で分解されて、栄養素になります
 精製された粉末で作ったパンよりも玄米、ジュースにしたものより果物そのものを食べることが食物繊維を含んでいて、おすすめです。

漢方と食養生

 漢方では一物全体と言う食養生の基本的な考え方が有ります。
魚は頭から尻尾まで食べます。小魚を頭ごと内臓まで食べるのが理想です。
食養生は大切だと感じます。