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不眠症

 当院のこころの悩み(不眠症、うつ、そう、統合失調症、パニック障害など)の漢方療法は病名に対する漢方薬ではなく患者さんの体質を加味したものになります。例えば半夏厚朴湯は、不眠症・うつ・パニック障害にも使います。不眠症に半夏厚朴湯が良く出るからと言って短時間の問診で半夏厚朴湯を飲んだとしても効くかどうかはわかりません。あなたの体質(本治)から今半夏厚朴湯の反応(標治)が出ているので合っていますよというのが本来の漢方薬の出し方です。

 標治と本治の両方治療することを標本治療といいます。標治の漢方薬だけで効いても本治の部分が良くなっていないとまた繰り返します。
望聞問切と糸錬功から導き出した漢方薬、漢方薬加味法、食養生食品、食養生、生活リズムの改善、最適なツボを相談しながら組み合わせていきます。