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耳管狭窄症

 耳管狭窄症とは、耳から鼻への通り道である“耳管”が何らかの理由によって狭くなり、耳が聞こえにくくなったり、こもったようになったりするような耳の詰まり(耳閉感)を感じる病気です。耳管は、鼓室という鼓膜の奥にある空洞と鼻の奥をつなぎ、耳の中の空気圧をコントロールするはたらきを持っています。通常時は閉じており、物を飲み込んだり、あくびをしたり、口を大きく開けたときに開きます。耳管狭窄症では、耳管が狭くなることによって耳の中の空気圧がうまくコントロールできなくなり、耳の中の空気圧と外の気圧に大きな差が生じることで症状が現れます。耳管狭窄症の主な原因は、かぜや副鼻腔炎、中耳炎などによる耳管の炎症です。ただし、ときに鼻の奥に生じた腫瘍などが原因となって耳管が狭くなることもあるため、注意が必要です。また近年は、逆流性食道炎と耳管の関連性も指摘されています。また、耳管が狭い状態が続くと鼓室に液体がたまる滲出性中耳炎、癒着性中耳炎などに発展することもあります。健康診断で行われる聴力検査は1,000ヘルツと4,000ヘルツの2音のみが用いられますが、より詳しい検査では125ヘルツ~8,000ヘルツまで幅広い音を使い、聞こえの程度を判断します。またティンパノメトリーという検査は
耳の穴から空気圧を意図的に変化させ、鼓膜の動きを確認する痛みのない検査方法です。検査用の耳栓を装着し、そこから鼓膜に向けて音を発して、返ってきた音の強さを測定します。
鼓室に液体がたまっている場合には、気圧を変化させても鼓膜が動かないため、内部で中耳炎などが生じている可能性があります。

漢方と鍼灸

 風邪、中耳炎や副鼻腔炎が原因であれば本治としての漢方と、狭窄を通す漢方など様々な症状をとる標治漢方を併用します。鍼灸を補助で使う場合もあります。