本文へ

 

admin@fuji-kampo

6月のお休みについて

[お休み]のお知らせです。
6月4日(日)5日(月)
6月11日(日)12日(月)
6月18日(日)19日(月)
6月25日(日)26日(月)

お電話でのご予約: 03-3300-0455 までお電話ください。

雨の日も、あじさいでリフレッシュできますように。

白斑

 白斑は、メラノサイトが喪失することで皮膚に白い斑状の領域が現れる病気です。白斑を発症する人の割合は最大2%です。白斑の原因は分かっていませんが、 皮膚の色素沈着の病気であり、皮膚の メラニン色素を作っている細胞(メラノサイト)に対する免疫系による攻撃が関わっていると考えられます。白斑は家系内で多発する傾向がありますが、自然に生じることもあります。他のある種の病気と一緒に生じることもあります。白斑には 自己免疫疾患(体が自分の組織を攻撃する)が関わっており、甲状腺疾患が最もよくみられます。最も関連性が強いのは甲状腺の活動過剰(甲状腺機能亢進症、特にバセドウ病が原因の場合)と甲状腺の活動不足(甲状腺機能低下症、特に 橋本甲状腺炎が原因の場合)です。 糖尿病、 アジソン病、 悪性貧血の患者でも白斑が発症しやすい傾向がみられます。しかし、これらの病気と白斑の関係は不明です。

 白斑が皮膚に対する物理的損傷の後に、例えば化学熱傷や 日焼けに対する反応として生じることもあります。精神的ストレスが引き金となって白斑が生じたことに気づく場合もあります。白斑は、かなりの心理的苦痛の原因になることがあり、特に皮膚の色が濃い人ではその傾向があります。

 境界がはっきりした白斑が1~2個生じる人もいれば、体の広範囲にわたって生じる人もいます。まれに、皮膚の表面の大半に生じることもあります。皮膚の色が濃い人ほど変化が際立って見えます。白斑が現れやすい部位は顔面、手足の指、手首、肘、膝、手、むこうずね、足首、わきの下、肛門と陰部、へそ、乳首です。患部の皮膚は非常に日焼けしやすくなります。白斑が生じた部分では毛包からメラノサイトが失われているため、そこに生える毛髪も白くなります。白斑は外観で診断ができ、ウッド灯を用いた検査がよく行われます皮膚の色が自然と元に戻る場合もありますが完治させる治療法はまだ発見されていません 白斑部位は日焼けをしやすく、日光から保護する必要があります。

漢方と鍼灸

・免疫を調整する漢方、血流を良くする漢方、血を増やす漢方、ホルモンを整える漢方、ストレスを軽減する漢方などを食養生食品とともに飲んで頂きます。
鍼灸では白斑部位の波長から経絡に落とし込んで治療していきます。

黄斑浮腫

 網膜の中心(黄斑部)に液状の成分がたまり、眼の中でむくみを起こす疾患です。
糖尿病網膜症、網膜静脈分枝閉塞症などにより、ものを見る際に最も重要な黄斑部に浮腫が生じます。症状として視力低下、変視症、霧視、ぼやけて見える、ゆがんで見えるなどが挙げられます。黄斑浮腫は、さまざまな疾患が原因で起こることがあります。
例えば、網膜静脈分枝閉塞症に伴う眼底出血、糖尿病網膜症、サルコイドーシスやベーチェットなどのぶどう膜炎です。血管から水分が多く漏れ出し、網膜の浮腫(むくみ)となります。

漢方と鍼灸

・血管を強化する漢方、血栓を溶かす漢方、止血する漢方、浮腫をとる漢方、炎症をとる漢方などを考えていきます。
食養生は炎症がひどくならないよう辛い物、脂ものなどは控えてもらい、利水の食品から選択して摂ってもらいます。
鍼灸は黄斑部の反応をとり経絡に落とし込んで治療していきます。

黄斑変性症・加齢黄斑変性症

 よく眼をカメラに例えると、レンズに相当するのが角膜・水晶体、フィルムに相当するのが網膜です。網膜には視細胞(光を感じる細胞)があって、網膜中心部に密集していて、周辺部ではまばらです。この「網膜中心部で視細胞が密集している場所」のことを「黄斑」「黄斑部」と 呼んでいます。人間は何かものを見ようとする時はいつも黄斑にピントを合わせています。視力が1.0とか1.2とか言っているのは黄斑の働きを示しています。網膜は黄斑以外でも光を感じますが、黄斑から少しずれると相当ぼんやりとしか見えません。普通の視力に換算すると0.04程度です。目を正面に向けた時に横のほうに本を差し出せば、目を動かさなくてもぼんやりと見えます。でも表紙に書いてある文字は読めません。これが黄斑以外の網膜 の見え方です。字を読み取るためには目線をそちらに向ける必要があります。黄斑に焦点を結ぶように目を動かしているのです。視力は黄斑の働きで決まってし まいます。黄斑に異常があると視力はたちまち低下します。逆に黄斑以外の網膜にトラブルが起きていても視力には影響がありません。
黄斑の病気はたくさんあります。それぞれ違う病気で原因も異なりますが、視力を出す中心部で起きる病気という 共通点があるため、いずれも「視力が低下する」「見ようとする部位が歪んだり暗くなったりして見えづらい」という症状があります。 

 一般に加齢黄斑変性は黄斑部の後ろの脈絡膜に新生血管という異常血管が発生し、黄斑部を障害する病気です。加齢黄斑変性は、欧米人に多く日本人に少ないタイプの萎縮型と、日本人に多い、滲出型に分類されます。
 萎縮型加齢黄斑変性は、黄斑部の視細胞がゆっくりやられてゆく病気ですが、滲出型加齢黄斑変性は、「脈絡膜新生血管」という異常血管が突然発生し活動化することによります。この新生血管は、とてももろく破れやすく、また漏れやすいため出血や滲出(血液の中の液体の成分が組織にもれること)により網膜の視細胞が障害されます。
突然見えなくなる病気で、進行が速く、治療を躊躇していると、深刻な網膜の障害を残してしまう病気です。

漢方と鍼灸

・出血をとめる漢方と水分代謝をよくし老廃物を流す漢方と抗酸化作用が強い食品を食養生として摂っていただきます。
鍼灸治療は目に関係する経絡の中からその方にとって究極のツボを見つけ治療します。

※症例は個人情報を特定できないよう年齢・性別と主訴も書いてあります
【症例】75歳、物が歪んで見えるので眼科を受診、注射を一年間打っていたが改善せずご来店。漢方を出して約一か月後、検査を受けると「治っています」「不思議ですね」と言われたそうです。

黄斑前膜・網膜前膜

 黄斑前膜は、黄斑上膜、セロファン黄斑症、黄斑パッカーとも呼ばれ、網膜の中心である黄斑の前に張る線維状のうすい膜ができる病気です。角膜の病気や水晶体の濁り(白内障)と異なり、眼球の奥底に生じます。
 最近テレビなどでよく特集される加齢黄斑変性は、網膜の裏側から新しい弱い血管(新生血管)が生えて起きる別の病気です。加齢黄斑変性では、激しい出血が起きたり、黄斑が萎縮してしまうと失明することもあります。一方、黄斑前膜では新生血管が生えないため、出血や萎縮が起きることは少なく、基本的には失明には至らない比較的良性の病気といえます。しかし、見え方が悪くなることにより、生活に支障をきたすこともあります。
 高齢者の殆どがかかる白内障は非常に有名な病気ですが、黄斑前膜も網膜の病気の中では最も多い病気のひとつで、40 歳以上のおよそ20 人に1 人がなるといわれています。中でも50 歳から70 歳ぐらいの女性に多い傾向があり、日本の失明原因第1 位の緑内障に合併することもあります。黄斑前膜の症状としては、ゆがんで見える、大きく見える、かすんで見えるなどがあります。

漢方と鍼灸

・膜を分解する漢方、分解された膜を処理する漢方を使います。
鍼灸は黄斑部にかかっている膜から経絡に落とし込んで治療していきます。
食養生は抗酸化力の強い食品の中から究極のものを選びます。

※症例は個人情報を特定できないよう年齢・性別と主訴も書いてあります
【症例1】47歳 眼科で黄斑前膜と診断 手術を薦められたのでご相談 漢方を出して約2週間後眼科で診てもらったら膜がなくなっていたと報告を受けました。
【症例2】56歳 眼科で黄斑前膜と言われご相談 漢方を出して約3週間後膜が消失していますよと眼科の先生から言われたそうです。

認知症(総論)

 認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。認知症にはいくつかの種類があります。アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。症状はもの忘れで発症することが多く、ゆっくりと進行します。

 次いで多いのが脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による血管性認知症です。障害された脳の部位によって症状が異なるため、一部の認知機能は保たれている「まだら認知症」が特徴です。症状はゆっくり進行することもあれば、階段状に急速に進む場合もあります。また、血管性認知症にアルツハイマー型認知症が合併している患者さんも多くみられます。

 その他に、現実には見えないものが見える幻視や、手足が震えたり歩幅が小刻みになって転びやすくなる症状(パーキンソン症状)があらわれるレビー小体型認知症、スムーズに言葉が出てこない・言い間違いが多い、感情の抑制がきかなくなる、社会のルールを守れなくなるといった症状があらわれる前頭側頭型認知症といったものがあります。

 認知症には、根本的な治療が困難な認知症と治療可能な認知症とがあります。
根本的な治療が困難な認知症としては、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などの変性性認知症が挙げられます。
 治療可能な認知症としては、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患、ビタミンB1欠乏症・ビタミンB12欠乏症・葉酸欠乏症などの欠乏性疾患・代謝性疾患、自己免疫性疾患、呼吸器・肝臓・腎臓疾患、神経感染症など内科的疾患によって起きる認知症があります。処方薬などの薬剤によっても、認知症のような症状があらわれることがあります。(厚生省HPより抜粋)

漢方薬や鍼灸治療

 抑肝散を中心に組み立てることが多いですが望聞問切で証をとって、脳の異常波長と照らし合わせて漢方薬ツボを選んでいきます。養生としては睡眠の質をあげる、舌の運動、体の筋肉を鍛えたり、新しいことをやったり、指の体操や刺激など楽しくやれることから取り組んでいけたらいいですね。食養生としては抗酸化力の豊富なもの、DHA.EPA,フレッシュなオリーブオイル、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂りましょう。
 タンパク質の変性と蓄積が起こる原因はまだ解明されていません。タンパク質の変性を止めることと蓄積したものを溶かすまたは流すことがポイントになってきます。

※症例は個人情報を特定できないよう年齢・性別と主訴も書いてあります
【症例】78歳男性 畑仕事に急に行かなくなりご家族からご相談。漢方を送って飲み始めて3週間後、自分で農作業に行き始める。また以前に脳梗塞で少し呂律が回りにくいしゃべりだったのが元に戻った。びっくりして奥様も飲みたいと言ってご夫婦で継続中。

認知症(各論)

【アルツハイマー型認知症】さらに詳しく

【血管性認知症】さらに詳しく

【レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症】さらに詳しく

ゴールデンウィークと5月のお休み

[お休み]
4月29日(土)30日(日)5月1日(月)
5月3日(水)4日(木)5日(金)
5月7日(日)8日(月)
5月14日(日)15日(月)
5月21日(日)22日(月)
5月28日(日)29日(月)

お電話でのご予約: 03-3300-0455 までお電話ください。
Twitterで当日のご予約状況をご確認いただけます。

どうか皆様も春の休日をつかってリフレッシュできますように。

【耳鳴り】でお悩みの方へ

 耳鳴りは、耳や頭の中で異音・雑音が聞こえるように感じる現象です。ゴー、ザー、ジー、ブーンのような低い音やシーン、カンカン、キーン、ピーという金属音やセミの鳴くようなミーンという高い音があるようです。このような耳鳴りの症状に合わせ肩こり、めまいや立ちくらみ、頭痛、不眠などの症状が現れることもあります。

耳鳴り,悩み

 漢方の不二薬局安心堂(オンラインご相談)・藤巻一心堂(はりきゅう治療院)は、漢方薬と鍼灸治療ので改善したい方からのご相談をたくさんいただいています。東京周辺の方のみならず全国からのご相談はオンライン(電話など)でもお受けできます。

 耳鳴りの患者様の望聞問切から精神的ストレスのツボ、耳がなっている部位、頸動脈辺りのツボ、頸椎、めまいのツボ、上咽頭、全身をくまなくみて臓腑経絡、経筋から漢方食養生食品、鍼灸治療のツボを治療していきます。

■漢方の不二薬局、はりきゅう治療院 藤巻一心堂へのアクセスはこちら

■遠方の方は、オンライン(電話)でご相談いただけます。

子宮筋腫と漢方(東洋医学)について

 子宮筋腫は珍しくない腫瘍です。小さなものも含めると、30歳以上の女性の20-30%にみられます。がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。

 漢方の不二薬局と安心堂(オンラインご相談)には子宮筋腫の手術ではなく、漢方薬を選択したいと言う女性からのご相談をたくさんいただきます。東京周辺の方のみならず全国からのご相談はオンライン(電話など)でお受けできます。

漢方薬

 漢方薬で小さくできる可能性はその方の拳大までと言われています。その方のホルモンを安定させる漢方薬と腫瘍を小さくするものとの組み合わせになります。先に書きました免疫、自律神経、内分泌に関係する漢方薬、生薬食養生食品を筋腫に合わせて組み合わせていきます。

■漢方の不二薬局、はりきゅう治療院 藤巻一心堂へのアクセスはこちら

■遠方の方は、オンライン(電話)でご相談いただけます。

耳鳴り

症状

 ゴー、ザー、ジー、ブーンのような低い音やシーン、カンカン、キーン、ピーという金属音やセミの鳴くようなミーンという高い音があるようです。
軽症では小さな音がストレスや疲れがたまった時のみ現れたり、寝る前の静かな場所でだけ起きたりする。重症の場合は他の音が聞こえない、精神的につらくなる、会話ができなくなるなどの状態で24時間継続的に聞こえることもあります。
このような耳鳴りの症状に合わせ肩こり、めまいや立ちくらみ、頭痛、不眠などの症状が現れることもあります。

原因

 もっとも多いものは内耳の障害によるもの。難聴、メニエールなど。他には交通事故やヘッドホン、イヤホンの使い過ぎなどの外傷性のもの、加齢によるものなどがあります。外傷性のものや加齢性のものは耳だけでなく脳に異常が起きている場合もあります。他には高血圧、糖尿病、高脂血症によって血管系や脳内に異常をきたしている場合、女性ホルモンが原因となっている場合、バレリュー症候群、ストレートネック、肩こりなどの整形外科的な場合、またアマルガムによる金属歯、咬合不全などの歯科口腔外科的な場合なども考えられます。また慢性疲労によるものや精神的ストレス、自律神経の乱れから起きていることも多いようです。

病態

 耳鳴りの症状は大きく分けると二つある。ひとつは自分にしか分からない自覚的耳鳴り、またもう一つは他人にも聞こえる他覚的耳鳴りの2種類である。自覚的耳鳴りは、周囲で音が鳴っていないのに自分にだけ耳鳴りが聞こえているという状態で耳鳴りと言われるものほとんどは自覚的耳鳴りである。また他覚的耳鳴りは他人にも聞こえる。例えば医院で特別の器具を用いることで自分と患者をつなぐと患者に聞こえている音がこの医師にも聞こえるものです。この場合の原因は、耳管の周りにある筋肉が痙攣していることや、耳管の一部が粘膜に触れることなどによって起きています。これらの場合にはコツコツ、プツプツといった音や嚥下時のピチャピチャという音などがあります。他には持続的に聞こえる場合で、このときは耳のまわりにある血管を流れる血液の雑音が聞こえることもあります。発症からの時間経過が長い場合や加齢にともなう聴力低下からの耳鳴りでは完治は難しくこのような場合には耳鳴りを無くすのではなく、耳鳴りを軽減させたり、耳鳴りと共存できるように持っていくことが大切です。

漢方治療・鍼灸治療

 患者様の望聞問切から精神的ストレスのツボ、耳がなっている部位、頸動脈辺りのツボ、頸椎、めまいのツボ、上咽頭、全身をくまなくみて臓腑経絡、経筋から漢方、食養生食品、鍼灸治療のツボを治療していきます。