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admin@fuji-kampo

【眼】の対策と漢方の症状を追加しました。

 白内障眼痛眼瞼痙攣(けいれん)など【眼】に見られるいろいろなお悩みで不安を抱いたことはありませんか。眼科に通っているけれど、なかなか改善しないなどの場合は、漢方も一度お試しください。

【眼の病気】は、身近な病気で常習化することも多く見られます。根本的に改善するために東洋医学漢方)ご相談を承ります。
 身近な症状として眼底出血黄斑変性症・加齢黄斑変性症黄斑前膜などの増加が問題となっています。お子様や若年層の方の流涙症(涙目)ドライアイ結膜炎などの方も増えています。各世代の社会において、【眼】の健康は非常に重要です。

 当院の【眼】の病気へのこだわりは漢方薬の選薬鍼灸の施術食養生を大切にしていることです。どこに行っても良くならなかった方の最後の砦になりたい、そんな気持ちでアドバイスさせていただきます。

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【眼の悩み】と漢方東洋医学

流涙症(涙目)ドライアイ結膜炎眼底出血黄斑変性症・加齢黄斑変性症黄斑前膜・網膜前膜黄斑浮腫網膜剥離中心性網膜炎・中心性漿液性脈絡網膜症眼精疲労麦粒腫飛蚊症網膜静脈閉塞症・網膜分枝静脈閉塞症原発開放隅角緑内障・原発閉塞隅角緑内障・正常眼圧緑内障・続発緑内障・発達緑内障白内障結膜結石眼瞼下垂症眼痛網膜色素変性症ぶどう膜炎(サルコイドーシス・フォークト・小柳・原田病・ベーチェット病・急性前部ぶどう膜炎・HTLV-1関連ぶどう膜炎・Fuchs(フックス)虹彩異色性虹彩毛様体炎など)眼瞼痙攣(けいれん)斜視遠視眼瞼ミオキミア視神経炎視神経脊髄炎網膜裂孔後部硝子体剥離、その他

 自分自身や家族・同僚、友人など周りの人について【眼】と思われる症状に気づいたら一人で悩まず、不二薬局にご相談ください。

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■遠方の方は、オンライン(電話)でご相談いただけます。

GWと5月のお休みと営業時間

[お休み]
GW:5月5日(月)・6日(火)
5月12日(月)・19(月)
5月25日(日)・26(月)

[営業時間]
10時~19時(土日祝10時~17時)

ご予約: 03-3300-0455 までお電話ください。

五月晴れの日に、お散歩やトレッキングをお楽しみください。

皮膚筋炎

 皮膚や筋肉に炎症が起こる病気の1つです。筋炎はさまざまな原因により生じますが、その中でも膠原病に伴うものが皮膚筋炎と多発性筋炎です。いずれも筋肉に炎症が起こる病気ですが、これらは皮膚の症状によって区別され、特徴的な皮膚症状を伴う場合に皮膚筋炎、伴わない場合に多発性筋炎と診断されます。膠原病とは、体内の自身の免疫の異常によって体のさまざまな臓器に炎症を引き起こす病気の総称で、代表的な病気として関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症などが挙げられます。皮膚筋炎でも筋肉以外に関節、肺、心臓、消化管などの臓器が障害され、がんを合併することもあります。皮膚筋炎と多発性筋炎を併せた患者数は現在、日本国内で2万人以上と推定されています。男女比は1:3と女性に多く、全年齢でみられ、学童期までの小児に小さな発症のピークがありますが、中年以降の発症がもっとも多いとされています。皮膚筋炎は、自己の免疫異常を原因として起こります。免疫は本来、外から体内に侵入してくる抗原(細菌やウイルスなど)から体を守ろうとする防衛システムですが、何らかの原因によって自らの臓器を攻撃してしまうことがあります。なぜ自己の免疫に異常をきたすのかについてはまだ詳細は解明されていませんが、生まれつきの体質やウイルス感染、紫外線、喫煙といったさまざまな生活環境の要因、がんやそれに対する特定の治療薬などが加わることで発症すると考えられています。なお、皮膚筋炎は遺伝する病気ではありませんしかし、家族内で発症した例も報告され、免疫に異常をきたしやすい体質は遺伝するとされています。

皮膚筋炎では全ての患者に特徴的な皮膚症状が見られ、大部分の患者で筋肉の症状も見られます。人によっては、関節症状、呼吸器症状、心臓の症状、全身症状などを伴うこともあります。皮膚の症状は皮膚筋炎の代表的な症状の1つです。特徴的な症状として、ヘリオトロープ疹(むくみを伴うまぶたの紫紅色の紅斑)、ゴットロン丘疹(手指関節の伸展部の皮膚表面のかさかさして盛り上がった紅色の皮疹)が挙げられます。ゴットロン丘疹と同様の皮疹は、手指だけでなく、肘や膝、足首などの関節にも生じることがあり、これをゴットロン徴候と呼びます。日光が当たりやすい部位や物理的な刺激を受けやすい部分にも紅斑が生じやすく、首から胸にかけてV字状に出現するものをV徴候、肩から上背部にかけてショールを巻いたように出現するものをショール徴候、太ももの側面に出現するものをホルスター徴候と呼びます。このような皮疹はかゆみを伴うこともあり、かゆみから始まる場合もあります。また、皮下脂肪に炎症や石灰化が生じたり、皮膚の潰瘍を形成したりすることもあります。皮膚筋炎では皮膚症状が必発しますが、筋肉の症状がなく、皮膚症状だけ現れる場合もあり、これを無筋炎性皮膚筋炎といいます。皮膚筋炎の代表的なもう1つの症状が筋肉の症状で、筋肉が障害されることによって疲れやすくなったり、痛みが出たり、筋力の低下に伴い力が入らなくなったりします。症状の出方は緩やかであることが多く、初期には自覚症状がない場合もあります。筋力の低下については二の腕や太もも、首など体の中心に近い筋肉に現れやすく、腕の筋肉が低下すると腕が上げづらい、太ももでは階段を上るのが難しい、座った状態から立ち上がりにくい、首では寝ている状態から頭を持ち上げにくいなどの症状が出ます。また、喉の筋力が低下することもあり、この場合には食べ物が飲み込みにくい、むせる、喋りにくいといった症状が見られるようになります。手足の関節の痛みや腫れが現れる場合もあります。膠原病の1つである関節リウマチのように骨の破壊や変形が起こることはほとんどありません皮膚筋炎に間質性肺疾患を合併したり、心臓の筋肉が障害されたりすることもあります。間質性肺炎を合併すると、動作後の息切れ、痰が少ない乾いた咳、息が吸いにくいといった呼吸困難の症状が現れます。間質性肺疾患は死因として重要です。心臓の筋肉が障害された場合には、不整脈や心不全症状として、脈の乱れ、動悸、呼吸困難が現れることがあります。そのほかの症状として、レイノー症状(寒い場所で手足の指先が真っ白や紫色に変色する)が見られることがあります。発熱、倦怠感や疲労感、食欲不振などの全身症状が起こる場合もあります。血液検査や筋電図検査、筋生検、MRI検査などさまざまな検査を行い、その結果から筋炎であることが判明し、特徴的な皮膚症状がある場合に皮膚筋炎と診断します。検査所見として、血液検査では筋肉の炎症を反映する筋原性酵素のアルドラーゼ(ALD)やクレアチンキナーゼ(CK)が上昇します。また、CRPといった炎症マーカーの上昇を伴う場合や、筋炎患者に特異的に検出される自己抗体である、抗Jo-1抗体をはじめとする抗ARS抗体、抗MDA5抗体、抗Mi-2抗体、抗TIF1-γ抗体が陽性になる場合もあります。筋電図検査は、筋肉に微量の電気を流して筋肉の反応を測定することで、筋力低下の原因が神経によるものなのか、筋肉によるものなのかを確認するのに役立ちます。筋生検は筋肉の組織の一部を採取して顕微鏡で調べる検査です。これによって筋炎の診断が確定します。皮膚筋炎では筋肉だけでなく、肺や心臓などの臓器が障害されることもあるため、必要に応じて胸部X線検査、心電図、胸部CT検査、心臓超音波検査などの検査も行います。また、皮膚筋炎では、がんが併発していることもあり、年齢や性別に応じたがんのスクリーニング検査が必要です。皮膚筋炎の治療は薬物療法が中心となります。主に経口ステロイドを使用し、一般的には中~高用量ステロイド療法を2週間ほど行います。はじめは大量服用が必要ですが、病気の回復を見ながら2~3か月かけて徐々に一定の量にまで減量していきます。ステロイドの使用量や期間を低減するため、メトトレキサート、アザチオプリンなどの免疫抑制薬を用いることもあります。皮膚症状のみの場合は、ステロイドやタクロリムス外用による局所治療が優先されます早急な治療が必要となり、ステロイドや免疫抑制薬(タクロリムス、シクロホスファミドなど)を用いて治療を行う場合もあります。筋炎に伴う筋力低下が見られた場合には、薬物療法とともに早期からのリハビリテーションが重要な治療です。リハビリの開始時期やその運動強度は患者さんによって異なりますが、リハビリにより筋肉の炎症を抑える効果や筋肉内のエネルギーを産生するミトコンドリアの機能が改善することが分かってきたため、最近では、早期より病状に応じたリハビリを導入していくことが重要であると考えられています。

漢方と鍼灸

 自己免疫疾患ですので免疫の反応穴、各病状の反応穴、副腎などから最適な漢方食養生つぼを選択していきます。

【症例】皮膚筋炎から間質性肺炎を併発 ステロイドとタクロリムス、JAK阻害剤で治療するも改善されずご相談。煎じる漢方と食養生、ツボに置鍼していただき15日後、疲れも皮膚の状態も肺の状態も検査数値も良くなり、継続しますとご報告いただく。

4月のお休みと営業時間

[お休み]
4月7日(月)・14(月)・21日(月)
4月27日(日)・28日(月)・4月29日(火)

[営業時間]
10時~19時(土日祝10時~17時)

ご予約: 03-3300-0455 までお電話ください。

春、爛漫を満喫ください。

柴芍六君子湯

〔成分・分量〕
人参 3-4、白朮 3-4(蒼朮も可)、茯苓 3-4、半夏 4、陳皮 2-3、大棗2、甘草1-2、生姜0.5-1(ヒネショウガを使用する場合1-2)、柴胡 3-4、芍薬 3-4

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕
体力中等度以下で、神経質であり、胃腸が弱くみぞおちがつかえ、食欲不振、腹痛、貧血、冷え症の傾向のあるものの次の諸症:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐、神経性胃炎

附子理中湯

〔成分・分量〕
人参 3、加工ブシ 0.5-1、乾姜 2-3、甘草 2-3、白朮 3(蒼朮も可)

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕
体力虚弱で、手足の冷えが強く、疲れやすいものの次の諸症:胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎

定悸飲

〔成分・分量〕
李根皮 2、甘草 1.5-2、茯苓 4-6、牡蛎 3、桂皮 3、白朮 2-3(蒼朮も可)、呉茱萸 1.5-2

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕
体力中等度で、ときにめまい、ふらつき、のぼせがあるものの次の諸症:動悸、不安神経症

生姜瀉心湯

〔成分・分量〕
半夏 5-8、人参 2.5-4、黄芩 2.5-4、甘草 2.5-4、大棗 2.5-4、黄連 1、乾姜 1-2、生姜 1-2(ヒネショウガを使用する場合 2-4)

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕
体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、はきけやげっぷを伴うものの次の諸症:食欲不振、胸やけ、はきけ、嘔吐、下痢、胃腸炎、口臭

八解散

〔成分・分量〕
半夏 3、茯苓 3、陳皮 3、大棗 2、甘草 2、厚朴 6、人参 3、藿香3、白朮 3、生姜 1(ヒネショウガを使用する場合 2)

〔用法・用量〕

〔効能・効果〕
体力虚弱で、胃腸が弱いものの次の諸症:発熱、下痢、嘔吐、食欲不振のいずれかを伴う感冒