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耳鳴り

症状

 ゴー、ザー、ジー、ブーンのような低い音やシーン、カンカン、キーン、ピーという金属音やセミの鳴くようなミーンという高い音があるようです。
軽症では小さな音がストレスや疲れがたまった時のみ現れたり、寝る前の静かな場所でだけ起きたりする。重症の場合は他の音が聞こえない、精神的につらくなる、会話ができなくなるなどの状態で24時間継続的に聞こえることもあります。
このような耳鳴りの症状に合わせ肩こり、めまいや立ちくらみ、頭痛、不眠などの症状が現れることもあります。

原因

 もっとも多いものは内耳の障害によるもの。難聴、メニエールなど。他には交通事故やヘッドホン、イヤホンの使い過ぎなどの外傷性のもの、加齢によるものなどがあります。外傷性のものや加齢性のものは耳だけでなく脳に異常が起きている場合もあります。他には高血圧、糖尿病、高脂血症によって血管系や脳内に異常をきたしている場合、女性ホルモンが原因となっている場合、バレリュー症候群、ストレートネック、肩こりなどの整形外科的な場合、またアマルガムによる金属歯、咬合不全などの歯科口腔外科的な場合なども考えられます。また慢性疲労によるものや精神的ストレス、自律神経の乱れから起きていることも多いようです。

病態

 耳鳴りの症状は大きく分けると二つある。ひとつは自分にしか分からない自覚的耳鳴り、またもう一つは他人にも聞こえる他覚的耳鳴りの2種類である。自覚的耳鳴りは、周囲で音が鳴っていないのに自分にだけ耳鳴りが聞こえているという状態で耳鳴りと言われるものほとんどは自覚的耳鳴りである。また他覚的耳鳴りは他人にも聞こえる。例えば医院で特別の器具を用いることで自分と患者をつなぐと患者に聞こえている音がこの医師にも聞こえるものです。この場合の原因は、耳管の周りにある筋肉が痙攣していることや、耳管の一部が粘膜に触れることなどによって起きています。これらの場合にはコツコツ、プツプツといった音や嚥下時のピチャピチャという音などがあります。他には持続的に聞こえる場合で、このときは耳のまわりにある血管を流れる血液の雑音が聞こえることもあります。発症からの時間経過が長い場合や加齢にともなう聴力低下からの耳鳴りでは完治は難しくこのような場合には耳鳴りを無くすのではなく、耳鳴りを軽減させたり、耳鳴りと共存できるように持っていくことが大切です。

漢方治療・鍼灸治療

 患者様の望聞問切から精神的ストレスのツボ、耳がなっている部位、頸動脈辺りのツボ、頸椎、めまいのツボ、上咽頭、全身をくまなくみて臓腑経絡、経筋から漢方、食養生食品、鍼灸治療のツボを治療していきます。

胃痛・急性慢性胃炎・逆流性食道炎・非びらん性胃食道逆流症・胃十二指腸潰瘍・機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)

 急性胃炎とは、胃に突然の痛みを感じるのが特徴です。胃痛のほか、胃の膨満感(重苦しさ)や胸やけ、吐き気を伴うこともあります。急性胃炎を引き起こす主な原因は、肉体的・精神的ストレス、暴飲暴食、細菌やウイルスの感染などが挙げられます。また、生魚に棲み付いた寄生虫「アニサキス」が胃壁に食い付くことで起こるアニサキス症も急性胃炎です。

 突然胃の粘膜の炎症が起こる急性胃炎に対して、胃の粘膜の炎症が慢性化した状態を慢性胃炎と呼びます。胃痛、吐き気、胃の膨満感やもたれ、胸やけ、むかつきなどの症状がみられます。かつては加齢によることが慢性胃炎の主な原因と考えられていましたが、ピロリ菌感染が慢性胃炎の原因であることがわかっています。その理由は、ピロリ菌はほかの菌と違い、胃の中に棲み続けることのできる特殊な酵素を持っていて、胃の粘膜に何度も炎症を引き起こさせることが慢性化につながってしまうからです。

 逆流性食道炎とは酸性の胃の内容物が食道に逆流し胸やけなどを起こします。粘膜が傷ついてびらんした胃食道逆流症を逆流性食道炎といい、粘膜の傷がみられない場合には非びらん性胃食道逆流症といいます。どちらも胃痛・胸やけのほか、のどや口に酸っぱさや苦さを感じることがあります。原因としては胃腸機能低下による消化不良、食後すぐに寝転んでしまう、お腹に圧力がかかりやすい(肥満、妊娠、姿勢が悪い)、胃の内圧が上がりやすい(早食い、食べ過ぎ、脂っこいものの摂りすぎ)などが挙げられます。

 胃潰瘍は、胃酸などの物質が胃を保護している粘膜を消化し、傷付けてしまうことで痛みや不快感を生じる病気です。主に上腹部のみぞおちあたりに痛みを感じ、胃潰瘍がひどくなると、胃酸によって黒く変色した血を吐血する場合があります。また、便に血が混じることで「タール便」と呼ばれる黒っぽい便を排出します。胃酸は胃そのものを溶かしてしまうほど強力です。しかし、胃の粘膜は胃酸を分泌すると同時に粘液を分泌するなどして自身を守っています。普段は胃の粘膜を攻撃する因子と守る因子のバランスが保たれていますが、何らかの原因でこのバランスが崩れることで、胃酸過多となったり、粘液の分泌が減ったりしてしまいます。それにより胃酸にさらされた胃や十二指腸の一部が深く欠損します。
欠損する位置により胃潰瘍と十二指腸潰瘍に分類されますが、主な症状は共通しており、胃痛や腹部膨満感、胃のむかつきなどがあらわれます。ただし胃潰瘍では食後の胃痛が、十二指腸潰瘍では空腹時の胃痛が多いといわれています。主な原因はピロリ菌感染ですが、頭痛・腰痛などの鎮痛剤が原因となることもあります。

 機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)は、上記の病気の症状が見られないにも関わらず、みぞおちの痛みなどが持続するのが特徴です。内視鏡検査や血液検査などを行っても判別しにくいとてもやっかいな病気です。最近の研究によれば、ピロリ菌感染による胃炎、肉体的・精神的ストレスの影響など、複数の要因が重なることで発症することが判明しています。

漢方薬・鍼灸治療

 問診は、ストレス、食事内容、夕食の時間、嗜好品(コーヒー、辛い物など)、睡眠、鎮痛剤有無、などを聞いていきます。胃の状態は腹部の緊張具合、背部の状態・ストレスのツボ・胃経のライン・癌のツボなどを確認して漢方薬、食養生食品を選択、希望があれば鍼灸治療も致します。どんな種類の胃薬も飲むと反応して痛くなる場合、鍼灸治療がいい場合もあります。ご相談ください。

4月のお休みについて

[お休み]
4月2日(日)3日(月)
4月9日(日)10日(月)
4月16日(日)17日(月)
4月23日(日)24日(月)
4月29日(土)30日(日)

お電話でのご予約: 03-3300-0455 までお電話ください。

どうか皆様も休日をつかってリフレッシュできますように。

【不眠症、チック症、パニック障害】など、心の悩みの「ご相談」

 当院のこころの悩み(不眠症チック症・トゥレット症、うつ、そう、統合失調症、パニック障害)などの漢方療法は病名に対する漢方薬ではなく患者さんの体質を加味したものになります。
※あなたの体質(本治)から今半夏厚朴湯の反応(標治)が出ているので合っていますよというのが本来の漢方薬の出し方です。

漢方,処方

 また、標治と本治の両方治療することを標本治療といいます。標治の漢方薬だけで効いても本治の部分が良くなっていないとまた繰り返します。

 さらに不二薬局では、望聞問切と糸錬功から導き出した漢方薬、漢方薬加味法、食養生食品食養生、生活リズムの改善、最適なツボを相談しながら組み合わせていきます。

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腰痛や手足のしびれでお悩みの方

 腰痛や手足のしびれでお悩みの方、当院では専用の食養生食品を飲みながら必要なら漢方薬を合わせて、腰の痛みや手足のしびれを改善します。

 脊柱管狭窄症は、背骨の中の神経の通り道「脊柱管」が、首や腰の部分で狭くなり、中を通る神経が圧迫されてしびれや痛みが起こる病気です。主に、腰椎のみが狭くなる「腰部脊柱管狭窄症」と、頚椎、胸椎、腰椎の広範囲にわたり脊柱管が狭くなる難病「広範脊柱管狭窄症」があります。この病気は、厚労省の特定疾患(難病)に指定されています。

脊柱管狭窄症・広範脊柱管狭窄症の詳細

 当院では専用の食養生食品を飲みながら必要なら漢方薬を合わせていきます。通院できる方は鍼灸治療も併用したほうが早いです。腰痛や脚のしびれ、痛みなどの症状でお悩みの方は、是非当院にご相談ください。

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脊柱管狭窄症・広範脊柱管狭窄症

 脊柱管狭窄症は、背骨の中の神経の通り道「脊柱管」が、首や腰の部分で狭くなり、中を通る神経が圧迫されてしびれや痛みが起こる病気です。主に、腰椎のみが狭くなる「腰部脊柱管狭窄症」と、頚椎、胸椎、腰椎の広範囲にわたり脊柱管が狭くなる難病「広範脊柱管狭窄症」があります。この病気は、厚労省の特定疾患(難病)に指定されています。
 腰部脊柱管狭窄症になると、長距離を歩くことで腰痛や脚のしびれ、痛みなどの症状が起こります。少し休むと再び歩けるようになりますが、歩くたびに歩行と休息を繰り返す間欠性跛行(かんけつせいはこう)になります。いっぽう、広範脊柱管狭窄症にかかると、手のしびれや使いにくさ、下肢のしびれやつっぱり、歩行障害など、手足にさまざまな神経症状が起きます。
脊柱管狭窄症は、加齢により背骨が変形したり、労働あるいは背骨の病気によって変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより神経が圧迫され、血流が低下して発症します。60歳以上に発症しやすく、進行すると下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなったり、逆に尿漏れになる場合もあります。

 当院では専用の食養生食品を飲みながら必要なら漢方薬を合わせていきます。通院できる方は鍼灸治療も併用したほうが早いです。必ず痛みやしびれが取れてからリハビリをしていきましょう。リハビリをサポートする特許の線維でできたベルト(コルセットではない)もご用意しているのでそれをしながらリハビリして頂くと安心です。

子宮筋腫

 子宮筋腫は珍しくない腫瘍です。小さなものも含めると、30歳以上の女性の20-30%にみられます。がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります。ホメオスタシスのトライアングルはご存知でしょうか?自律神経、内分泌、免疫の3つは相互依存の関係があります。内分泌(ホルモン)の異常は他の2つの影響を受けやすいのです。ストレスによってホルモンバランスが崩れ筋腫が大きくなる。また免疫バランスが崩れホルモンバランスに影響を与え筋腫が大きくなる。また食事の影響で大きくなる可能性もあります。ホルモンを活性化するものが含まれている食品の過剰摂取も影響があるのでは思います。閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできる場所によって症状が違ってきます。できる場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。

 おもな症状は、月経量が多くなることと月経痛です。その他に月経以外の出血、腰痛、頻尿(トイレが近い)などがあります。症状はできる場所と関係があります。子宮の内側にできた筋腫は小さくても症状が強く、月経量が多くなります。逆に子宮の外側にできた筋腫は大きくなっても症状がでない傾向があります。そのため、治療必要かどうかもできた場所や症状によって異なってきます。妊娠しにくい(不妊)、流産しやすい(習慣流産)などの症状もみられることがあります。

 漢方薬で小さくできる可能性はその方の拳大までと言われています。その方のホルモンを安定させる漢方薬と腫瘍を小さくするものとの組み合わせになります。先に書きました免疫、自律神経、内分泌に関係する漢方薬、生薬、食養生食品を筋腫に合わせて組み合わせていきます。

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胃癌(がん)と漢方について

 他の癌もそうですが、胃癌専用の漢方薬やツボがあるわけではなく、患者様の癌の波長・性格(本治)と様々な症状(標治)とに分けてオーダーメイドで対応することが必要です。

 また、食を大事にしてこそ医が力を発揮してきます。その方に最適な食養生食品と食材を選び出し体の基礎固めをしてこそ医も生き、共存もしくは縮小の可能性も出てくるんだと信じます。食だけでもいけませんね。ストレスや気持ちの問題・運動・生活リズムなど無理のないように抑圧された心を解放していきましょう。体の調子(生命力・免疫力)が良くなれば気持ち(精神力)も良くなり笑顔が戻ってきます。少しでもお手伝いができればありがたいと思います。

コラム【胃癌】の詳細はこちら

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パニック障害(パニック発作)・不安障害・広場恐怖

パニック障害(パニック発作)

 予期されないパニック発作を繰り返していますか 繰り返される「予期しないパニック発作」は、パニック障害の特徴的な症状です。「予期しない発作」とは、状況などに関係なく起きる発作のことをいいます。したがって、寝ている時に発作が起きることもあります。また食事をしていると急に動悸が起きパニックになる方もいます。パニック発作はパニック障害でなくてもみられます。たとえば閉所恐怖症の人が狭い場所に閉じこめられたりした時にはパニック発作を起こすことがあります。ただしこれは特定の状況に直面した時に起きる反応で、パニック障害でみられる「予期しない発作」ではありません。

予期不安

 「また発作が起きるのではないか」という不安をいつも感じていますか パニック発作をくりかえすうちに、発作のない時も次の発作を恐れるようになります。「また起きるのではないか」「次はもっと激しい発作ではないか」「今度こそ死んでしまうのでは」「次に発作が起きたら気がおかしくなってしまう」といった不安が消えなくなります。これが「予期不安」で、パニック障害に多くみられる症状です。
このほかにも、いつ発作が起こるかという不安のあまり、仕事を辞めるなどの行動の変化が起きるようになるのもパニック障害の症状のひとつです。

広場恐怖

 そこに行くと発作が起きそうな気がする、 発作が起きた時、そこから逃れられないのではないか、助けが得られないのではないか、恥をかくのではないか、と思える苦手な場所ができて、その場所や状況を避けるようになります。
これを「広場恐怖」といいます。苦手な場所は広場とは限りません。例えばトンネルに入ると発作がでるという方もいます。一人での外出、電車に乗る、バスに乗る、美容院に行くなど、人によって恐怖を感じる場所は様々です。広場恐怖以外に、外出恐怖、空間恐怖ということもあります。また風が強く吹く時、息苦しくなり不安になり外出できなくなるという場合もあります。
 広場恐怖が強くなると仕事や日常生活ができなくなり、また引きこもりがちになるので友達との人間関係にも影響が出てきます。一人で外出できなくなるので、人に頼っている自分自身を情けなく思う気持ちも強まっていきます。広場恐怖をともなわないパニック障害もありますが、多くの場合広場恐怖がみられます。

 パニック症(パニック障害)とは、予期しない突然の強い恐怖や不快感の高まりが生じて、動悸、息苦しさ、吐き気、ふるえ、めまい、発汗などの“パニック発作”を繰り返す病気のことです。このようなパニック発作は特定の状況で生じることもあるため、発作を避けようとするあまり外出が困難になるなど日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。また、さらなるパニック発作またはその結果について持続的な懸念、または心配(例:抑制力を失う、どうかなってしまう)が生じ、1か月以上持続します(予期不安)。多くは成人前後に発症しますが、女性のほうがなりやすい病気であるとされています。パニック症で現れるさまざまな症状は、発作が治まると自然に改善していくため治療の必要はありません。しかし、日常生活に支障をきたしやすい病気であるため、発作を予防するために薬物療法や精神療法などが必要となります。パニック症は、強い恐怖心が突然芽生えて動悸、息苦しさ、吐き気など、さまざまな症状が現れるパニック発作を繰り返す病気のことです。この病気の明確な発症メカニズムは解明されていませんが、脳の延髄と呼ばれる部位の機能に何らかの異常があることによって引き起こされるとの説があります。延髄には体内の二酸化炭素の量を感知するはたらきがあります。パニック症の人は二酸化炭素のわずかな変化に過剰に反応することで“酸素不足”と誤認識し、呼吸や心拍数が速くなるといった症状が現れると考えられていますが、あくまで“仮説”とされているのが現状です。パニック症は、原因がないにもかかわらず突然生命の危機に陥るような強い恐怖を感じ、動悸、息苦しさ、吐き気、ふるえ、めまい、発汗などの症状に襲われる“パニック発作”が繰り返される病気のことです。災害時などに命に危機を感じて上述したような症状が現れることは多々ありますが、パニック症でははっきりとした理由がないのに突然発作が生じるのが特徴の1つといえます。パニック発作は通常10分程度で自然に改善していきます。しかし、予期せぬ時に生じるため、発作に対して強い不安を覚えるようになります。また、発作が起こった場所や発作が起こっても助けを求められないような場所へ出向くことを極端に恐れるあまり、外出できなくなるなど日常生活に支障をきたしやすいのも特徴です。パニック症は、上述したように動悸や息苦しさ、めまいなどさまざまな身体的症状を引き起こす病気です。そのため、パニック症が疑われる場合であっても何らかの身体的な病気による症状でないことを確認するため、血液検査、画像検査、心電図検査などがそれぞれの症状に合わせて必要となります。これらの検査でまったく異常がなく、“理由がない予期せぬパニック発作が繰り返されること”、“パニック発作に対する不安が少なくとも1か月以上続いていること”に当てはまればパニック症と診断されます。なお、パニック症は予期しないパニック発作が突然生じることが診断を下すための条件とされています。中には予期されるパニック発作を併せて持つこともありますが、原因がはっきり分かるストレスに晒された際の発作のみではパニック症とは診断されません。パニック症で生じるさまざまな症状は、身体的な異常によって引き起こされているわけではないため治療の必要はありません。しかし、この病気はパニック発作への不安から日常生活に支障をきたすことが多いため、パニック発作を抑えるための治療が必要です。西洋医学の治療では、抗うつ薬や抗不安薬を用いた薬物療法が行われます。特に選択的セロトニン再取り込み阻害薬の効果が高いとされています。薬物療法と同時に精神療法を行うこともあります。カウンセリングを通して患者自身の認識と現実との違いを把握し、認識の歪みを改善する“認知行動療法”が行われることが多いですが、避けている場所や状況に身を置く“曝露療法”などが行われることも少なくありません。パニック症は明確な発症メカニズムが解明されていないため、確実な予防方法はないのが現状です。しかし、パニック症は放っておくと発作に対する不安感から日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。

漢方と鍼灸

 過緊張、焦り、身体の疲れ、ホルモンバランスの乱れによる気の上昇、水の上昇、熱の上昇、腎の弱り、脾胃の弱り、肝の働きすぎによるところが大きいですね。パニックの反応穴からあなたに最適な漢方食養生サプリツボをお選びしお伝えいたします。

※症例は個人情報を特定できないよう年齢・性別と主訴も書いてあります
【症例】43歳女性 食後パニックが起きる 気象病 漢方のみで発作は激減 月2~3万円
【症例】40歳女性 突然パニックが起きる 胃腸が弱い 漢方のみ発作はほとんど起きなくなる 月2万円位
【症例】25歳男性 疲れるとパニックが起きる 漢方のみで発作は起きなくなる 月1万5千円位
【症例】43歳女性 風が強いと息苦しくなる症状が出る 漢方を1年服用 以前よりだいぶ良くなっています 月2万円位
【症例】28才男性 満員電車に乗っていると冷汗が出てきてパニックになる 半年漢方を服用 完全に良くなる 月2万円位

不眠症

 不眠症とは、良質な夜間の睡眠を十分に取ることができず、仕事や学業に支障をきたすなど日中の機能障害が生じた状態を指します。不眠症状には寝付きが悪い(入眠困難)、夜間に目覚めてその後眠れない(睡眠維持困難)、朝早くに目覚めてしまう(早朝覚醒)などのタイプがあります。不眠症を引き起こす原因はさまざまであり、心理的なストレス、飲酒、薬物、身体の不調など多くのものがあります。不眠に関しての問題を抱える人の割合は高く、成人の30%以上が一過性の不眠症状を経験し、10%ほどが不眠症に罹患していると報告されています。すなわち、現在の日本においては誰であっても不眠症に陥る可能性があるといえます。不眠症の診断や治療の必要性は、睡眠時間のみでは判断できません。不眠症状が存在していることに起因して、昼間のパフォーマンスに悪影響を及ぼしているかどうかを判断することがとても重要です。不適切な生活習慣には、現在の日本社会の様相が大きく影響しています。本来ヒトの体内時計は、1日平均24.18時間でリズムを刻んでいます。1日24時間の枠組みの中で決まった時間に寝起きし規則正しい生活を送るには、日中の活動時間に光を浴びて体内時計をリセットすることが必要不可欠です。しかし、深夜営業・終夜営業のコンビニの存在、就寝前のスマートフォンの利用、24時間稼働の工場勤務や夜勤労働など、不適切なタイミングで光を浴びることでヒトの体内時計に狂いが生じます。不眠症では、夜間の不眠症状が基盤にあります。不眠症状のタイプとしては入眠困難、睡眠維持困難、早朝困難があります。“入眠困難”はなかなか寝付けないことです。寝るまでに30分から1時間かかる場合がこれにあたります。不眠症の中でももっとも訴えの多いものです。“睡眠維持困難”はいったん眠りについても何度も目が覚めてしまう、目が覚めた後に眠れない場合がこれにあたります。年齢を重ねるとともに眠りが浅くなり目が覚めやすくなります。お年寄りに多くみられるタイプです。“早朝覚醒”は朝早く目が覚めてしまい、そのまま眠れない場合です。年齢を重ねるとともに体内時計のリズムが前にずれやすく、この症状が出やすくなります。不眠症では、こうした不眠症状により日中の機能障害が生じることが特徴です。具体的には、仕事や学業に支障をきたすなどのパフォーマンスの低下、集中力や記憶力の低下、やる気が出ない、情緒の不安定さ(気分がすぐれない・イライラしやすいなど)がみられます。そのほか、家族や親しい友人の死去、仕事の過度なストレスなどの心理的なストレスも不眠症の原因になります。また寝付きをよくするためにアルコールを飲む方もいますが、むしろアルコールは夜間の睡眠の質を悪化させるため、結果として不眠症を引き起こす要因になります。不眠症の診断においては、どのようなタイプの不眠症状があるのか、またそれによる日中の機能障害があるのかを判断することが重要です。さらに睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群など、ほかの睡眠障害を除外できる場合に不眠症と診断することになります。基本的には、不眠症状や日中の機能障害は問診による主観的な評価をもとに判断しますが、夜間睡眠の状態をより詳細に評価するために“睡眠ポリグラフ検査”という検査が行われることがあります。また、腕時計型の加速度センサーを手首に取り付け、連続的に活動量を計測する“アクチグラフィ”という検査が行われることもあります。不眠症の治療においては、不眠症状の原因に対してのアプローチ、薬物療法、認知行動療法が検討されます。
原因の項目で記載したとおり、不眠症は不適切な生活習慣、心理的ストレス、アルコールや薬物などさまざまなものが原因となりえます。そのため、良質な睡眠を保つことができるような睡眠衛生指導が行われます。たとえば、毎日なるべく決まった時刻に寝起きする、日中に光を浴びる、寝る前のカフェインやブルーライトを避けるなどが挙げられます。こうしたアプローチに加えて、薬物療法や認知行動療法を用いることもあります。薬物療法は安全性の高いオレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬が優先されますが、場合によってはベンゾジアゼピン受容体作動薬なども使われます。薬物は漫然と継続するのではなく、定期的に症状を評価し、可能であれば減薬・休薬も試みます。認知行動療法は単独でも薬物療法との併用でも行われることがあります。適切なスケジュールで睡眠をとるトレーニングとリラクゼーション法を組み合わせる方法が一般的です。

漢方と鍼灸

 まず日を浴びるのは朝の方がいいですよ。できれば窓から朝日が入って目が覚めるようにしましょう。当然ですが12時前には就寝しましょう。遅くかえって夕食をすると消化不良で眠れません。また仕事が忙しい、ストレスが溜まっていたり、イライラすると頭に血が上り熱で寝むれません。スマホの見過ぎやPCの見過ぎも良くないですが仕方がない場合、ブルーライトカットのフィルムを張るか眼鏡をかけましょう。また夕方は白色光より黄色光に切り変えるなどリラックスさせましょう。寝る前のゆったりストレッチも効果的です。カフェインの入っていない麦茶などを夕方から切り替えて飲むようにすること、また暖かい物を飲んで寝ましょう。とくに冷え性の方が体を冷やすも(青汁、アイス、冷たい物など)のを飲んで寝ると意外と熟睡できません。例外は体ががっしりして体に熱がこもっている方は冷たいものもいいですが量が多めだとやはり睡眠の質はさがります。私のところでは夢をよく見る方、全く見ない方、夜中に起きるとなかなか眠れないなどによって漢方食養生を選択しています。漢方を飲んでいるのに眠れない方はご相談ください。自律神経の反応穴から漢方食養生ツボを選択して睡眠へと導きます。